2015年10月30日0
両肩の痛み(棘上筋炎) 60代男性 静岡市駿河区在住
<初回の状態>
1年くらい前から両肩の奥の方が痛く、ゴルフスイングのインパクトの瞬間にクラブを離してしまうほどである。痛みの場所は毎回違うような気がするが後面のことが多い気がする。どうにも我慢できなくなったので、友人の紹介でサルーテ カイロプラクティックに来院した。
<検査結果>
- 肩の自動他動可動域は外転が90°で制限され、肩後面に痛みがでる
- 肩の自動他動可動域は全体的に減少傾向だが、左右差はそれほどない
- 肩甲骨が外側に位置し、可動性が著しく制限されている
- 棘上筋腱に硬結と圧痛あり
- 上腕二頭筋長頭腱に圧痛あり
<施術後の変化>
初回の施術後に肩が軽くなった気がするが、肩の可動域に大きな変化はなかった。合計12週間で12回の施術で、肩甲骨の内側への動きが向上し、肩関節自体の可動域が屈曲120°まで改善し、ゴルフスイング時の痛みは1-3回ラウンド中にでる程度である。施術は、背骨、骨盤、肩甲骨の矯正と、肩甲骨周囲の筋肉をマッサージをして肩甲骨の可動域を大きくしていった。また自宅でできるストレッチとストレッチポールのアドバイスをした。現在は、1-2週間に1度のペースで定期的に来院し、症状の悪化を予防し更なる軽減を目指している。
<担当:鈴木のコメント>
今回のケースは、長年の日々の生活のストレスと肩をあまり動かしてこなかったことで、肩関節の拘縮が起きたケースでした。関連する筋肉の短縮と硬化だけでなく、さらに表層の皮膚層の硬化まで起きていました。そのため、肩関節の可動域をこれ以上悪化させないのを最低目標に、可動域向上を目指していきました。具体的には、肩関節周囲の筋肉群と上腕二頭筋と腕橈骨筋をマッサージして、超音波治療をして筋肉を軟らかくしていきつつ、新しい可動域にあわせて神経機能を調整していきました。栄養指導や自宅でのエクササイズ指導はあまり効果的にできていないようでしたので、これくらいの日数と回数がかかってしまいました。ゴルフを楽しむために、痛みのある状態では脳が痛みを記憶してしまい、パフォーマンスが低下します。そのためにも、早期治療が重要です。当院では、エクササイズのアドバイス・栄養指導・生活環境指導をふくめた総合的なアプローチで、できるだけ早く以前より快適に過ごせるようにしていきます。
なかなか治らない肩の痛み(棘上筋炎)、頭痛や肩こりで、カイロプラクティックや整体をお探し の方は、静岡駅北口徒歩4分にあるサルーテ カイロプラクティックに、 お気軽にご相談ください。どんな人が実際に施術をしているか不安な方は、院長の子育てブログをご覧になってください。
コメントを残す