2008年1月8日0
妊娠40週の腰痛(20代女性)
【症状】
常に右腰痛があり、身体を動かすときに痛みが増加する。
入浴などでは変化ないようである。
【検査】
右のお尻の筋肉に緊張と圧痛あり。
右仙腸関節の屈曲方向の動きすぎがある。
出産に備えて関節を守る靭帯が柔軟性を増すため、関節が不安定になっていることが原因と疑う。
【治療経過】
全身の関節がゆるゆるというわけではないため、不必要な力が加わらないように注意しながら、周囲の関節の可動性を正常にしていき、不安定な関節にストレスがかかりにくいようにしていく。
同時に、不安定な関節を守るために頑張りすぎている筋肉にも治療していく。
1回目で、痛みがなくなり、普通に動けるようになる。
2回目(1週間後)来院時には、やや痛みがあるが日常生活に支障がないくらいであった。
3回目(2週間後)来院時には、ほとんど症状がなくなっていた。
その後、不安定に向かっていく身体の状態を整えるために1回/2週間前後のペースで治療をする。
出産が差し迫り、産婦人科医のアドバイスもあり、相談した上で治療を一時中断。産後5~6ヶ月までに一度は来院するよう伝える。
治療回数4回/5週間
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