手のしびれ(50代男性)
【症状】
半年ほど前からつづく手背(親指側)のビリビリしたしびれ。
特に思い当たるきっかけはない。常にしびれている感じがあり、軽減増悪要素なし。
【検査】
神経学的検査: 異常なし
可動域: 顕著な左右差なし。頚部の動きに、しびれは関連しない。
整形外科検査: 頚部椎間孔を狭くするようにしても拡げるようにしても変化なし。
末梢神経(尺骨神経・正中神経・橈骨神経)にストレスかけても変化なし。
【治療経過】
神経は障害されておらず、また椎間板ヘルニアなどの可能性も限りなくゼロに近い。このことから、手のしびれは異常知覚(=感覚だけがおかしな状態)であると判断した。カイロプラクティック治療により、生体力学的バランスを整えつつ、アジャストメントによる神経生理学的効果が有効である。
1回目の施術で、頚胸移行部を中心にバランスを整えていく。治療中、上部胸椎への押圧によろしびれが悪化することがわかる。特に問題はないので、本人が耐えられる範囲で刺激を加えていく。治療後は特に変化なし。
2回目(5日後)来院時、前回と同様である。再検査しても前回以上の情報は得られない。継続治療。
その後、1回/4~5日のペースで来院してもらう。
10回目(7週間後)来院時、しびれが気にならない時があるようになってきた。
その後、1回/1週のペースで来院してもらう。
15回目(13週間後)来院時、しびれは特に気にならない。
16回目(15週間後)来院時、その後しびれは疲れていると何となく気になるくらい。
再検査し、検査上も特に大きな問題なく今回のケースを終了した。
治療回数16回/15週間
<担当コメント>
ビリビリとした手のしびれがあると、日常生活に支障がでるために不安になりますよね。
すぐに思い浮かぶのは、椎間板ヘルニア・頚椎症・神経障害です。
また、今回のように『検査では異常がないが、本人の感じる症状が強い』といったことがよくあります。
検査後の説明では、消去法による可能性という話になってしまいましたが、
危険かどうかの鑑別だけはしっかりやった上での治療となりました。
結果的に治療が長期間になりましたが、このようなケースもカイロプラクティックが有効と示す一例でした。
しっかりと検査をしないと原因はわかりません。特に危険かどうかの判断は非常に重要です。
手のしびれ
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