2007年11月23日0
数年前からの顎関節症(30代男性)
【症状】
口を開けようとすると下顎がコキッって音がしてズレる感じ。
その際、痛みをともなう。
【検査】
開口時・・・左右の動きの違い。顔を右に向けると嫌な感じが軽減する。
右頬の筋肉の癒着&緊張による圧痛がみられた。
頚部のゆがみが顎関節に影響していることが示唆され、筋肉自体の痛みが疑われた。
【治療経過】
右頬の筋肉の癒着を引き剥がすように筋肉自体の柔軟性を高め&緊張を軽減しつつ、
頚部のゆがみをアジャストメントで整え、閉口筋のバランスと整えていった。
1回目で、上部頚椎へのアジャストメントと右頬の筋肉を緩めた。
開口時のクリック音&痛みは以前残っていたが、顎関節の動きは改善され、開口しやすくなった。
2回目(7日後)来院時には、少し開口しにくさがあるが以前より良くなっているとのこと。
開口時の筋肉を再検査して問題の筋肉を特定しエクササイズ&ストレッチを追加したら
クリック音は以前残っていたが、痛みがさらに軽減した。
その後1度/1週間で治療を継続した。自宅でのマッサージやエクササイズを指導した。
4回目(7日後)には、開口時の痛みをほとんど感じなくなった。
同時に、両頬の筋肉緊張で腫れて見えていた顔が引き締まって見え、小顔になってきた。
現在は他の症状で来院されているが顎関節に関しては、継続的なエクササイズによる
コントロールが可能と判断し、経過観察として毎回少しずつ治療をしている状態である。
治療回数4回/3週間
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