こんな症状の方へ
緊張性頭痛(筋緊張性頭痛)
首の筋肉の多くは頭部につながっています。そのため、首の筋肉が過度に緊張すると、頭痛様の症状をおこします。
肩こりがひどくなると、連動して首の付け根、すなわち後頭部に重だるい鈍痛となって症状をおこします。
これはデスクワークや重労働、冷えなど、肩こりの悪化要因と関連性があるため、肩や首の筋肉を緩和させていけば症状は軽くなっていきます。
原因 | 1. 側頭部の血管が一度収縮 → 2. その後に急激な拡張(=リバウンド) → (3. 血管が炎症) このようなメカニズムでおこる頭痛で、血管の収縮をコントロールする交感神経が関係しています。 交感神経の緊張が強すぎれば強すぎるほど、リラックスした時の反動がそれだけ大きくなり、片頭痛(偏頭痛)も強くなります。 肉体的な痛みだけでなく、イライラや不安感などの精神的ストレスも交感神経を優位にします。 ストレス・ホルモンバランスの乱れ・におい・アルコール・食品などが誘因に多いとされています。 |
症状 | 肩や首の重だるいコリ感から後頭部や側頭部に広がる重だるい痛みが特徴です。 集中力の低下や吐き気などを感じることがあり、首や肩の痛みやだるさを感じることがほとんどです。 気がつくと頭痛があり、長時間持続します。 |
悪化要因 | 長時間のデスクワーク・精神的なストレス・肩や首の筋肉を使う重労働など |
軽減要因 | ストレッチ・精神的なリラックス・軽い首の運動・充分な入浴など |
痛みの特徴 | 後頭部から首や肩にかけての『ジワジワ』する重だるい痛み |
カイロプラクティック治療 (緊張性頭痛・筋緊張性頭痛)
筋緊張性頭痛が朝に起こることはほとんどなく、仕事などで疲労がピークになる夕方以降に起こります。
緊張性頭痛や筋緊張性頭痛と呼ばれるくらいなので、肩や首の筋肉を柔らかくすると症状は和らいでいきます。
症状がしんどい場合、マッサージ・入浴・適度な運動などで一時的に上手にコントロール可能かもしれません。
では、どうして肩や首の筋肉が緊張してしまうのでしょうか?
何か重いものを持ったり、運んだからですか?
それとも、ずっと同じ姿勢をしていたからですか?
無理な姿勢をしばらくしていたからですか?
はっきりした原因がある場合、それはその反応による頭痛と考えられます。
このような場合は、比較的軽度なことが多く入浴・安静などで軽減することが多いです。
しかしほとんどの頭痛の場合、原因がはっきりせず、日常生活の中で起こります。
それでは、カイロプラクティック治療はどのようなことをするのでしょうか。
カイロプラクティック治療では、緊張した首・肩まわりの筋肉をゆるめるために
1. 首や背中の関節の可動性を回復させ、そこに付着している筋肉の働きをより正常にする。
2. 緊張している筋肉に対してストレッチや物理療法を行う。
3. 予防および治療効果をあげるため、姿勢改善のためのエクササイズをしてもらう。
カイロプラクティック治療によって関節の可動性さえ回復していけば、日常生活での定期的なストレッチなどにより頭痛の症状は抑えられます。
一度痛みを身体が感じる
↓
痛みが緊張を強める
↓
緊張がさらに痛みを感じさせる
↓
さらに痛みが強くなり緊張が強くなる
すると、どんどん悪循環になり症状が悪化していきます。
このような状態にならないように、カイロプラクティック治療でコントロールしていきましょう。
当クリニックでは、日常生活で行えるストレッチやエクササイズの指導などをしています。
どのくらいの間隔で、何回くらい通えばいいのだろう?と気になる方はこちらをどうぞ!